イ・ジェフン、ク・ギョファンの主演映画「脱走」が3日に韓国で公開され、初の週末に観客動員数52万9千人を記録、興行ランキング2位に躍り出た。そんな中、公開1週目の舞台あいさつに登場した俳優陣の前で、笑えないハプニングが発生したと、韓国メディアが報じた。
記事によると、ソウルと京畿(キョンギ)道の映画館で開催された舞台あいさつ動画が、各種オンラインコミュニティーに投稿され、物議を醸したという。
動画の中では映画上映後、イ・ジェフンが観客に「面白かったですか?」と問いかけ、ほとんどの来場者が「面白かった」と答えていた。しかし、女性と思われる声で「いいえ」と大声で叫ぶ声が聞こえてくる。思いもよらぬ反応に、2人は一瞬表情を曇らせたが、ク・ギョファンが「つまらなかったですか? もう一度観れば面白いはずです」と機転を利かせた。
それでも該当人物は「ソウルの森公園で返金してください」と続けたため、俳優たちは再び困惑。最終的にイ・ジェフンは、「本当ですか? 今返金しますね」と笑い受け流した。
実はこの人物の言動は、イ・ジェフンの発言が発端だった。イ・ジェフンは「脱走」の宣伝を兼ねてYouTubeチャンネル「Salon Drip2」に出演した際、「お金を出して映画館で『脱出』を観て、『何これ…つまらない』と思ったら、僕のところに来てください」「ソウルの森公園で会いましょう。返金します」と話していた。
この発言をもとに、観客は冗談で「いいえ(=つまらない)」と言ったものとみられる。ただ、イ・ジェフン本人は返金の話題を忘れていたようで、観客の口調が本気のトーンだったことも重なって、動揺してしまった形だ。
このハプニング動画を観た一部のネットユーザーは、返金を求めた観客に対し、「これは冷める」「ひどいクレーマー」「冗談を言うべき場じゃないのに、空気が読めてない」などと批判。その一方で「この発言を覚えてるなんて、相当なイ・ジェフンのファンだね」「舞台あいさつに来たってことは、かなり好きなんだろう」「ジョークは失敗したけど、熱いファンのようだ」という反応も見られた。