MBS海渡未来アナ、関西のおばちゃんパワーに圧倒も人と街に魅了「一人で立ち飲みも行っちゃいます」

中江 寿 中江 寿
MBS・海渡未来アナウンサー
MBS・海渡未来アナウンサー

 MBSの海渡未来アナウンサーがこのほど、よろず~ニュースの取材に応じた。入社3年目でテレビ、ラジオと幅広く活躍する関西注目の女子アナが、番組の裏話や東京から関西に来て感じたこと、プライベートなどを語った。

 現在、テレビとラジオで担当番組は5本。さまざまな家の暮らしやすさへの工夫や秘密を紹介する『住人十色』(土曜、17・00)は初代ナビゲーターだった高井美紀アナウンサーの急逝を受けて、昨年4月29日から2代目ナビゲーターに就任。「入社した時から高井さんは偉大な先輩ですし、後を継ぐと聞いたときに自分にできるかなと思っていたんですけど」。不安を抱えていたが、当時のMCだったタレントの松尾貴史と三船美佳に勇気づけられた。「すごく温かくて。『もう家族だから何を言ってもいいよ。私たちが全部何とかするから、何をしてもいいよ』と言ってくださって」。肩の荷がすっと下り、自分らしくできるようになった。

 今年4月からは松尾からバトンを受けた俳優・駿河太郎との3人体制となった。「駿河さんは本当にお兄さんみたいで。すごく話しかけてくださいます。3人ともサーフィンとかマリンスポーツがすごく好きで、とにかく趣味が合うんですよ」。収録の合間にはウエットスーツの話題などで盛り上がり、収録時間が長かくなることも多いという。

 サッカー元日本代表FWの大久保嘉人氏とMCを務める『KICK OFF! KANSAI』(日曜、24・50)は昨年4月からスタート。関西地域のサッカーに関する話題を取り挙げている。「本当に気さくな方で。あれだけすごい記録を残されているのに、もうなんか雰囲気が男子小学生。やんちゃですし、純粋ですよね。ちょっとしたことでも疑問に思うと、すぐに言ってくださりますし、現役時代の激しいプレイスタイルと違って、いじればいじるほど逆の面が出てくるというか。すごく楽しそうに返してくださります」。現役時代とは違う意外な一面を引き出そうと意識をしながら、番組を盛り上げている。

 東京都出身。関西に来た当初に衝撃的な出来事があった。「何度か鉄板ネタみたいに話をさせてもらっているんですけど」と前置きしながら、入社1年目の4月に商店街をサンダルで歩いていたら、年配女性が急に近づいて来て「ちょっとアンタ、その靴、足臭くなりそうやな」とアルコール消毒をかけられたという。「知らない人にスプレーをかけるなんて…。私はそれで一気に関西は面白い、魅力的だと思ったんですよ。さすがにあのような出来事は今はもう起きないですけど」。関西のオバチャンパワーに圧倒されながらも、一種の感動を覚えた。

 関西グルメも満喫している。会社の先輩に連れて行かれた居酒屋で食べた「ハモの湯引き」のあまりのおいしさに感激したという。「安くておいしいお店がたくさんあるので、ついつい外食をしてしまいます。よく立ち飲み屋とかも一人で行っちゃいますね。一人でフラッと入れる店が多いので、最近はSNSなどでおいしそうな居酒屋を探して、一人で行くのが楽しみになっています」。自炊もするように心がけているが、“誘惑”に負けることが多いようだ。

 すっかり人と街を気に入っている様子。「住みやすいですし、本当に人との距離が近い。歩いていると『KICK OFF! KANSAI見ています』と声をかけられますし、『何に出ているんだっけ?』とよく分からなくてもちょっと顔を知っているだけで、いきなり声をかけてくれる感じがすごく面白くて温かいなあと」。慣れ親しんでいる関西で、これからもさまざまな情報を伝えていく。

 ◆海渡未来(かいと・みく)1999年11月21日生まれ、24歳。東京都出身。立教大学卒業後の2022年にMBS入社。特技は水上スキー、創作ダンス。大学時代に水上スキーで学生日本一。
 (担当番組)
 【テレビ】
 『KICK OFF! KANSAI』(日曜、24・50)
 『住人十色』(土曜、17・00)
 『よんチャンTV』(月~金曜、15・40)月曜出演
 【ラジオ】
 『上泉雄一のええなぁ!』(月~金曜、5・50)木曜出演
 『こども音楽コンクール』(土曜、17・45)

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