NCTドヨンの自身初となる、ソロでのアジアツアーが、6月24日、25日の横浜公演からスタートした。
NCT 127としてホールツアー、アリーナツアーを経て2度のドームツアーを行い、NCTとしてはスタジアムツアーを経験しているが、ドヨンのソロとしては初となるツアーだ。
NCTの中でも高いボーカルスキルを持ち、R&B、バラード、ポップナンバーと、さまざまなジャンルを巧みな歌唱力で歌いこなすだけではなく、聴く人の心を確実に動かすことのできるパフォーマンスで、満員となった会場で観客のボルテージを上げ続けた。
曲間のトークは、ほぼ日本語で進行。本公演に込めた想いや、感謝の気持ちを自分の言葉で伝え、ファンとは積極的にコミュニケーションを取った。中でも、ドヨンが呼びかけるたびに「何〜?」とリアクションをする日本の観客に、驚きながらもうれしそうに会話を楽しむ姿が印象的であった。
本公演は、ドヨンのソロデビューアルバム「YOUTH」を軸にしたセットリストだったが、韓国ドラマには欠かせないドラマOST(オリジナル・サウンドトラック)の〝キング〟と称される、彼の魅力あふれる挿入歌や日本語カバー曲、グループの時には見ることのできない、NCT楽曲のラップパート披露に続き、ドヨンのボーカルが存分に生かされた「Back 2 U」のバンドアレンジでのパフォーマンスなど、内容が盛りだくさん。
そして「日本のファンの皆さんだけが、見ることのできるステージです」という言葉に続き、披露したのは、2023年1月から3月にかけてテレビ朝日系で放送された吉高由里子、北村匠海の主演ドラマ「星降る夜に」の挿入歌「Cry」だ。
ドヨンが客席へ向けて「どんな日本語の曲が聴きたいですか~?」と問いかけると、「Cry」という声が聞こえるも、この時は「ごめんなさい…」と、歌えない様子を見せたドヨンであったが、その後すぐに「Cry」を披露し、会場からは歓声と大きな拍手が沸き起こった。
アンコールステージでは「Cry」が、27日0時より配信されることが決定したと伝えられ、放送当時から配信を求める声が多かった楽曲であっただけに、喜びの盛り上がりを見せた。
同公演は、韓国・ソウルで5月24日から26日に開催され、アジアを回るツアーとしては、パシフィコ横浜国立大ホールでの公演がスタートとなった。
そして26日の大阪公演を経て各国各地を巡り、パワーアップした姿で、再び8月に名古屋公演、9月に東京公演を迎える。
DOYOUNG(ドヨン)Information:https://bio.to/doyoung