「作業の邪魔」「使いこなせたら楽」パソコンのキーボード 存在理由に賛否の声もあがるキー3選

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仕事や日常で何気なく使用しているパソコンのキーボード。よく使うキーもあれば、その一方でほとんど使用することのないキーも存在する。なかには間違って押してしまった時に思ってもいない挙動が起きてしまいイライラすることもあるだろう。特にネット上でも「このキーなんであるの?」と話題になる3つのキーに注目してみよう。

まずはinsert(ins)キーだ。ワープロソフトやテキストエディタなど、テキスト情報を打ち込んでいく際に、入力方式は多くの場合「挿入モード」を使用しているのではないだろうか。「挿入モード」の場合、文章の途中で新たな文字を打ち込んでいくと、その右側にあった文章は一緒になって右側に移動していく状態のことだ。

insertキーを押すと入力方式が「挿入モード」から「上書きモード」に変更される場合がある。「上書きモード」になっていると、文の途中に文字を打ち込むと右側にある文章は移動されずに上書きされていく。SNS上では「間違って押して困ることが多いから隠しコマンドにして欲しい」「insertキーを引っこ抜きました」という声があがっていた。なかには「プログラム作成やゲーム時に使っているから無くなると困る」「仕事でinsertキーを多用している」という声もあり、使いこなしている人も少なくないようだ。

またPrintScreen(prt sc)キーも存在が迷惑だという声があがっているキーのひとつだ。Windows11よりも以前までは、PrintScreenキーは表示されている画面をキャプチャするために利用されていた。キャプチャされた画像はクリップボードにコピーされる(※Windowsの場合)のだが、ただ押しただけでは特に画面に変化が無いため、キャプチャされたことに気づかないユーザーも多いだろう。

しかしWindows11では、PrintScreenキーを押すと「Snipping Tool」が立ち上がる仕様に変更された。この変更によって範囲指定をおこないキャプチャができるようになったため、以前のように画像加工ソフトに貼りつけてから切り取るといった手間が省けるようになった。

その一方で間違って押してしまうと急に暗転してしまうため「勝手に立ち上がって作業が中断するから迷惑」「一瞬を狙ってスクショ撮りたいときに使えない」といった声がSNS上であがっており、なかには設定でオフにしているというユーザーもいるのだ。

尚、「Snipping Tool」はwindowキー+shift+sで起動できるため、筆者はこちらの方法を活用している。

最後はNumLockキーだ。NumLockはテンキーの用途を変更するキーで、デスクトップパソコンであれば、数字入力モードとカーソルモードを、ノートパソコンであれば文字キーの一部をテンキーに切り替える機能がある。

使い慣れた人であれば便利なのかもしれないが、ノートパソコンで間違ってNumLockキーを押してしまうと、文字を打っているつもりが数字しか表示されなくなってしまう。このキーの存在を知らない人であれば「故障?」と勘違いしてしまってもおかしくないだろう。

SNS上でも「テンキーを使って数字を打っているときに間違って押してしまいイライラした」「パソコンの設定をいじってNumLockキーを無効化したら快適になった」など、NumLockキーが不要だと感じるユーザーの声が多くあがっている。

普段あまり使用しないキーを押してしまうと、想定外のことが起こってしまうため「正直邪魔!」と思ってしまうかもしれない。ただ、なかにはそれらのキーを駆使して仕事などに活かしている人もいる。そのため、簡単に設定で「ON/ OFF」を切り替えることができれば、論争に終止符が打たれるのではないだろうか。

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