演技の道に進んだのは両親を借金から救うため!『マイティ・ソー』のヒーロー俳優が告白

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 クリス・ヘムズワース
 クリス・ヘムズワース

 マーベル作品『マイティ・ソー』シリーズなどで知られる俳優クリス・ヘムズワース(40)は、両親を助けるために俳優の道に進んだそうだ。自身が若い頃、両親がお金で苦労しているのを見て、「借金から抜け出す」手助けがしたいと思い、スクリーンでのキャリアを追い続けたという。

 ディズニー・プラスの新ドキュメンタリー番組『リミットレス』の中で、クリスは「正直に言うと、僕は両親を借金から救うために行動したんだ。大変な苦労をするかもしれない。自分が俳優を始めたとき、両親はほとんどお金を持っていなかった。『いつになったら銀行へ完済できるのか?』って父に相談したら、『絶対無理だ、完済しなければと思いながら死んでしまうだろう』って言われて、若い頃から本当に悩まされたんだ」と説明した。

 そんなメンタリティが今も続くクリスは「多くのプロジェクト」を引き受けてしまい、ストレスと不安に未だ悩まされているそうだ。「僕はあまりに多くのこと、あまりに多くのプロジェクトを引き受けようとして、大きな不安を覚えストレスを呼び起こしています。これらのことにイエスと言わなければ、すべてうまくいくのにね。今もストレスが僕をむしばんでいくのを感じている。それが自分の人生を支配することを望んでいないのにさ」と悩みを語っている。

 そんなクリスは、同ドキュメンタリーでの検査によって、APOE4遺伝子を2つ持っており、変性疾患を発症する可能性が平均より8倍から10倍高いことを発見していた。

 ちなみに祖父のマーティンは同病気で亡くなり、父親のクレイグ(68)にも初期の兆候が見られたことから、クリスは脳の健康管理を徹底しているという。

 一方、もともと考えすぎる傾向があり、それが不安感につながったと最近認めていたクリス。母親レオニーは幼い頃から息子の気を紛らわせる手助けをしていたそうで、サンデー・タイムズのカルチャー誌に「彼女は、僕が何かに取り憑かれていると言うんだ。僕にとって危険なのは、退屈したり、停滞してしまうこと。そうすると、そこにない問題を見つけることになる。うつ病と僕は言わないよ。迅速に対処しなくてはいけない不安が自分にはある。皆と同じように、注意を引こうと叫ぶこれらの感情に直面している。問題を起こしてしまう感情に振り切らずそのバランスを保つんだ。自分が子供の頃、母親はいつもそのことを思い出させてくれた」と語っていた。

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