元祖スーパーモデル「表紙が保証されたことはなかった」90年代でも“壁”「ヴォーグ」初の黒人女性表紙 

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ナオミ・キャンベル
ナオミ・キャンベル

 元祖スーパーモデルのナオミ・キャンべル(54)が、ジャンニ・ヴェルサーチェやヴィヴィアン・ウエストウッドのようなファッションデザイナーにはもう出会えないだろうと明かしている。22日からロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館でナオミのキャリアを振り返る『ナオミ・イン・ファッション』展が開催。ナオミは同展を通して、長年一緒に仕事をしてきた全ての「クリエーター」たちに光を当てることを熱望しているという。

 ナオミはイブニング・スタンダード紙にこう語った。「長年にわたって一緒に仕事をしてきたデザイナーたちや、一緒に仕事をすることになったクリエーターたちの仕事ぶりをみんなと共有したかった。その中には、まだ共にいる人もいれば、もう亡くなってしまった人もいる」「ジャンニ・ヴェルサーチェ、ヴィヴィアン・ウエストウッド、アズディン・アライア、アレキサンダー・マックイーンのような人たちはもう現れない。彼らは至宝だった。完璧主義者だった。今は時代が違う」

 一方、同展の開催について、ナオミは「光栄で祝福されていると感じている。25年間、目にしたことのない映像を見るのは大変だった。たくさんの感情や思い出が蘇ってきたわ」「物語がいっぱい出てきて、懐かしさでいっぱい」「1人の女性が自分のストーリーを伝えようとする物語。誇りに思っているけど、それ以上に私の子供たちにも、これが私の仕事のレガシーであると同時に、彼らのレガシーであることを知ってもらいたい。家族についてのものでもあると」と話している。

 これまでに仏版ヴォーグ誌と米版ヴォーグ誌9月号の表紙を飾った初の黒人女性となったナオミ、当時は「自分が何をしているのか分からず、ただやっているだけ。時間がなくて、認識できていなかった。どんなチャンスも逃さなかった」と振り返り、「1990年代を通して、私はいつもカバートライをしていたけど、表紙が保証されたことはなかった。黒人女性にとって、当時はそんな感じ。何も確定していなかった。出るか出ないか、いつも待っていた」と明かした。

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