俳優のケヴィン・スペイシー(64)が支払いに窮しているという。性的暴行疑惑の汚名を返上するために数百万ドル(数億円)を費やしてきたケヴィンは、メリーランド州ボルチモアにある自宅を失い、現在は借金の返済に苦しんでいると明かしている。
情報番組『ピアーズ・モーガン・アンセンサード』に出演したケヴィンはこう語った。「今週、ボルチモアに住んでいた家が差し押さえられ、競売にかけられることになった。だから、ボルチモアに戻って荷物を全部倉庫に入れなければならないんだ」「これからどこに住もうか迷っている。『ハウス・オブ・カード 野望の階段』の撮影がボルチモアで始まって以来、ずっとボルチモアにいる。2012年に引っ越した」
司会者に自宅が差し押さえられる理由を尋ねられたケヴィンは、「請求書が払えないんだ」と回答、弁護士費用に多額の金額を費やし、返済する余裕がないことを明らかにした。
また、現在の所持金は「ない」とし、「まだ支払うことができていない弁護士費用がたくさんある」「破産を申請しようと思ったことも何度かあった。でも、なんとかかわしてきた。少なくとも今日のところはね」と告白、借金から抜け出す唯一の方法は「(失敗しても諦めず)また挑戦する」ことだと説明していた。
2017年に虐待疑惑でハリウッドのブラックリストに載ってしまったケヴィンは、その後、アメリカとイギリスで一連の性犯罪の疑いで起訴され、後に無罪となっていた。