脳卒中で2度倒れた若手人気英女優「クビにされるかも」降板への極度の不安と孤独感訴える

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エミリア・クラーク
エミリア・クラーク

 『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のサラ・コナー役で知られる女優のエミリア・クラークは、脳動脈瘤を患ったことで、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』から解雇されるのではないかと思ったという。2011年、24歳のときにエクササイズ中に脳出血を起こしたエミリアは、その後デナーリス・ターガリエン役に復帰することができたものの、制作側から自身の能力を疑問視されるのではないかと恐れていたそうだ。

 ビッグ・イシュー誌にエミリアはこう明かす。「脳損傷を受けると、自分に対しての感覚が劇的に変わるの。仕事に対する不安が一夜にして4倍にもなるわ」「最初に私たちが恐れたことは『私は解雇されるのかしら?仕事がちゃんとできないと思われてクビにされるかも?』ってことだった」

 さらにその2年後にまた脳出血を起こしたエミリアは、ストレスやプレッシャーで命を落とすことになるかもしれないと思ったと語っている。

 そんな経験により「強烈な孤独感」を感じたことがきっかけで2019年に母と共に慈善団体セイムユーを設立、脳損傷経験者のメンタルヘルスをサポートしているエミリアは、当時は二度と演技をすることができないかもしれないと思ったが、そのことで「スーパーパワーを得た」と振り返っている。

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