アマゾンに住む先住民族がインターネットにアクセスできるようになった結果、ポルノグラフィーとソーシャルメディアに依存する事態となったことが問題となっている。ブラジルのイトゥイ川流域に点在する集落に住むマルボ族の人々は、イーロン・マスク氏の衛星通信サービス、スターリンクによってインターネットが繋がり、緊急の医療援助を受けることも可能となった反面、ネットの接続による危機にも晒されている。
マルボ族のリーダーらは、インターネットによる便利さと楽しさを手にしたため、コミュニティにいる人々が怠け始めてしまい、スクリーンに釘付けになっていると危機感を募らせている。
マルボ族のエノク・マルボ氏はニューヨーク・タイムズ紙に話した。「それ(インターネット)は日常を大きく変え、有害をもたらしています。村では狩りをし、魚を捕り、野菜を育てなければ、食べることができません」
また、タマセイ・マルボ氏は「インターネットがやってきて、誰もが幸せになりました。しかし今事態は悪化しています。若者はインターネットのせいで怠惰になってきています。彼らは白人のやり方を学んでいるのです」と続けている。