中央選挙管理会が10日、選挙会を開き、2019年参院選の旧立憲民主党比例代表名簿に基づき、アカペラグループ・RAG FAIRのメンバーとして活躍していた奥村政佳氏(46)の繰り上げ当選を決めた。
元モーニング娘。のメンバーで、元参院議員の市井紗耶香(40)が4月26日に辞職したことを受けたもので、奥村氏は13日に当選が告知され参院議員になる。
19年の参院選で、旧立憲民主党は全国比例で8議席を得た。名簿順8位だった須藤元気氏(46)は、衆院東京15区補選に立候補し4月16日に参院議員を自動失職。9位だった市井氏は政治活動からの引退を表明し、参院議員就任直後に辞職した。奥村氏は次々点だった。
立民の泉健太代表(49)は、国会内での定例会見で「奥村さんは歌手というか、グループの一員でもあったということを含めて、前回の選挙でも若い世代にも慕われ、近しい政治家として思われていた。新しい世代、若い世代に対してのメッセージの発信、まっとうな政治の発信。特に子育て政策については、本人自身もこだわりを持って取り組んできた。立憲民主党の掲げる予算の優先順位を変える『もっと生活へ、人へ、未来へ』というところを先頭に立って訴えてくれる政治家」と期待を寄せていた。