ピアニストのフジコ・ヘミングさん死去 、92歳 アルバム「奇蹟のカンパネラ」が大ヒット

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
フジコ・ヘミングさん
フジコ・ヘミングさん

 世界的ピアニストのフジコ・ヘミングさん(本名=ゲオルギー・ヘミング・イングリット・フジコ)が4月21日に亡くなっていたことが分かった。92歳だった。フジコ・ヘミング財団が2日、公式サイトで発表した。

 公式サイトによると、2023年11月に自宅で転倒。リハビリ中の24年3月には膵臓がんが発覚し、療養中だったという。葬儀は近親者で済ませており、後日お別れの会を開く予定とした。

 フジコ・ヘミングさんは中耳炎のため10代半ばで右耳が聞こえなくなっていたが、30代半ばには風邪で左耳の聴力も喪失。左耳は一定程度回復したが、音楽活動の一時中断するなど波乱の人生を送ってきた。日本では1999年に半生を追ったNHKのドキュメンタリー番組が放送。そこから人気に火が付き、同年発売のデビューアルバム「奇蹟のカンパネラ」は200万枚超のヒットとなった。近年も精力的に音楽活動を行っていた。

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