75歳の仏大御所俳優 性的暴行疑惑で事情聴取 女性13人から告発も「女性を虐待したこと一度もない」と否定

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写真はイメージです(Tinnakorn/stock.adobe.com)
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 俳優ジェラール・ドパルデュー(75)が、性的暴行疑惑で事情聴取されたと複数の欧米メディアが報じた。これまで十数人の女性に対する性的暴行疑惑を否定してきた仏俳優のドパルデューは、2014年と2021年の映画の撮影中に、一緒に仕事をした女性たちから提起された2つの別々の主張について尋問を受けるため4月29日にフランスのパリの警察署から出頭命令を受けた。

 2021年に映画 『ザ・グリーン・シャッターズ』のセットで起こったとされる事件を担当する弁護士は仏放送局BFMTVに語った。「(私の依頼人は)ドパルデュー氏が座っていた廊下を通りかかりました」「ドパルデューは彼女を掴み、股間に挟み、胸まで触ったのです」「彼女は完全に無力であると感じ、この罠から逃れることができませんでした」

 弁護士によると、他の人々が2人の間に割って入ってきたため、行為は止んだとされているが、4月26日にパリ検察庁に告訴状が提出されていた。パリ検察当局はBBCに「容疑の可能性と追及の方向性を見極めるまで、共有あるいは確認すべき情報はありません」と語っている。

 2020年にドパルデューは2018年当時22歳だった女優シャーロット・アルノーに性的暴行したとし起訴されたほか、女優エレーヌ・ダラスが起こした別の訴訟は、時効を過ぎているとして検察によって取り下げられていた。

 ドパルデューは、13人の女性から性的不品行を告発された後、いかなる不正行為も否定しており、仏ル・フィガロ紙に「ついに私の真実を伝えたい」という見出しの手紙を寄せている。「この数カ月間、私自身について耳にしたこと、読んだことがもう許せない。自分では気にしていないつもりだったが、実は違うんだ。さらに悪いことに、私の心はかき乱されている」

 シャーロットを名指しすることなく、ドパルデューは告発者が「自分の意志」でドパルデューの部屋に行き、「強制」はなかったと主張、「私はもう『バーバラ』を歌うことができません。なぜなら、私と一緒に『バーバラ』を歌いたかった女性が、私をレイプで訴えたからです。最後に私の真実を伝えたい。私は女性を虐待したことは一度もない」「彼女は私と一緒にシルク・ディヴェールで『バーバラ』の歌を歌いたいと言いました。そして私が断ったら彼女は苦情を申し立てたのです」

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