歌手のラナ・デル・レイがグラストンベリー・フェスティバルで30分遅れてスタートさせたことにより、途中での終了を余儀なくされた。開始時刻になってもラナが登場せずパーク・ステージで待ちぼうけとなっていたファンだったが、本人は髪を整えていたからと遅刻の理由を説明。歌っている最中にもヘアドレッサーがステージに現れラナの髪をスタイリングする事態となっていた。
『チェリー』の演奏後、ラナは観客にこう語りかけていた。「どうもありがとう。ここにいれてとても嬉しい」「馬鹿みたいに遅れちゃって。急いでこのセットをやるつもり。電源を切るなら切ってくれて構わない。本当にごめん。ヘアにとても時間がかかるの」「このセットを予定通りやり続けましょう」
そしてヘアスタイリストがステージに入り、座ってパフォーマンスをするラナの手の込んだアップスタイルをほどき、髪を下ろしていた。
午後11時45分に終わる予定だったラナのステージだが、15分後も継続。しかし会場の門限により『ホワイト・ムスタング』の演奏中にマイクの電源が切られる事態に。会場が混乱する中ラナはステージの誰かと話し、その後「ごめんなさい」と話すも、観客からはブーイングと共に「彼女に歌わせて!」という声が上がっていた。
結局ラナは2012年のヒット曲『ビデオ・ゲームズ』の合唱を促しステージを降り、ファンからの写真やサインに応じていた。
このイベントについてラナは以前、ポスターでの自分の扱いが明確でないことに不満を漏らしていた。同ポスターにはピラミッド・ステージのヘッドライナーである、アークティック・モンキーズ、ガンズ&ローゼズ、エルトン・ジョン、リゾがトップでリストアップされている中、その下に多くのアーティストと共にアルファベット順に並べられたラナは、「私、実際はセカンドステージのヘッドライナーなんだけど。何も考慮してくれないみたいね」とインスタグラムに綴っていた。