日本維新の会の馬場伸幸代表(59)が18日、国会内での会見で、衆院東京15区補選での維新候補の応援演説で「立憲には投票しないで」などと発言したことが適切だったかどうかを記者団から問われ「選挙だから本当のことを言うべきだと思う」と述べた。
補選告示日の16日、馬場氏は衆院東京15区補選の維新候補者の応援演説で「立憲には投票しないで」「立憲民主党の候補者をもう国会に送っていただかなくて結構です」などと呼びかけた。
この日の会見では「我々は有言実行の政党。片方、立憲民主党さんはいろんな良いことをおっしゃるが、有言不実行。そういう政党に、これからの日本を任せるわけにはいかないというのが補選の最大の争点」「立憲民主党は、叩き潰す必要がやっぱりある」と、発言を過激化させた。
馬場氏は「他の政党さんも頑張ってますけど、うちの方がやはり頑張ってますみたいなことを言っても仕方がありません。我々は、これからの日本を憂えて(議員)バッジをお預かりして、仕事をさせていただいている意識の集団。そのことをご理解いただくための逆説的な言い方」と説明した。
候補者を擁立している東京15区、長崎3区の衆院補選について「日本シリーズで自民党と一騎打ちで戦う。今、その前のクライマックスシリーズをやっている。この戦いに勝ち抜けなければ、我々が政権与党になっていくことも難しい」と、プロ野球に例えた。
馬場氏は「国政の場では野党第一党を目指すということで、クライマックスシリーズを勝ち抜くということになると思います。野党第一党になって、自民党と一対一の戦いをやっていく」と、立憲民主党とクライマックスシリーズを戦っているとした。