日本維新の会の馬場伸幸代表(59)が18日、国会での会見で、同党が候補者を擁立している28日投開票の衆院東京15区、長崎3区補選について「立憲民主党は、叩き潰す必要がやっぱりある」と述べた。
補選告示日の16日、馬場氏は衆院東京15区補選の維新候補者の応援演説で「立憲には投票しないで」「立憲民主党の候補者をもう国会に送っていただかなくて結構です」などと呼びかけた。
馬場氏は、補選について「我々は有言実行の政党。片方、立憲民主党さんはいろんな良いことをおっしゃるが、有言不実行。そういう政党に、これからの日本を任せるわけにはいかないというのが最大の争点」と強調した。
18日の衆院憲法審査会も振り返り「きょうの憲法審査会でもひどかった。それぞれの議員が意見表明をしている中で『それは個人の意見だ』とか『政党としてまとめることはできない』とかですね。ひどいことを堂々とおっしゃる政党ですから。きょう、改めて感じます」と語気を強めた。
応援演説での「立憲に投票しないで」の真意を記者団から問われ、衆院東京15区補選で目的が2つあるとした。
馬場氏は「江東区からクリーンな政治を日本全国に広げていくのが一つ目の目的。二つ目の目的は、国会の中で約束したことをやらないというような政党の政治家をこれ以上増やしても、国家国民のために何ひとつ役に立たない。やはり、我が党の候補者を当選させてください。国会が国家国民のために正しく働くために通してください、ということを申し上げている」と説明した。
その上で「逆説的に言うと、立憲民主党の議員を増やしても仕方ないですから。立憲民主党に票は入れないでくださいということを正直に申し上げた」と言い放った。