古谷徹 「赤色の3倍速い憎たらしい奴」車のカラーを名作アニメ「ガンダム」と重ね、会場爆笑

髙石 航平 髙石 航平
声優の古谷徹
声優の古谷徹

 音楽プロデューサーの松任谷正隆氏(72)と声優の古谷徹(70)が12日、幕張メッセで行われたオートサロン「オートモービル カウンシル」にて「カーグラフィックTV」(BS朝日)の公開収録を実施。古谷がトークの中で「赤色って、3倍速い憎たらしい奴がいるんですよ」とジョークを飛ばし、会場の爆笑をさらった。

 会場内にはクラシックカーや往年の名車が勢ぞろいしていることもあり、「値段関係無しに乗って帰れるなら、どの車にするか」という話題になった。古谷は「3つあって、1つめはマツダの最新の型(ICONIC SP)。美しい。あとはフェラーリも憧れていたので、テスタロッサ。横の空気が流れるラインが良いですよね。あとはボンドカー(映画『007』で使用された)のロータス(エスプリ)。潜水艦にもなりますし」と3台で熟考。ただ「マツダとフェラーリは赤だな…」とつぶやき、「赤色って3倍早い、憎たらしい奴がいるんですよ」と名作アニメ「機動戦士ガンダム」で自身が声を演じる主人公「アムロ・レイ」の敵役で赤い彗星「シャア・アズナブル」が使用するシャア専用ザクなどモビルスーツへの皮肉を込めた冗談がもれ出たところで一同大笑い。最終的に「ロータスは白だったのでコレだ!しかも右ハンドルだし」と選んだ車の色味が、くしくもアムロが乗ったガンダムカラー。意外な形でお気に入りを見つけていた。

 「カーグラフィックTV」は今年で40周年を迎えた長寿番組。松任谷氏は過去の印象に残った回を振り返り、「最初に登場した回はすごい緊張した。撮影は箱根で、かみさんに箱根までついてきてもらった」と妻の松任谷由実と撮影に同伴したことを懐古した。「それでも寝られなくて、撮影が終わって芦ノ湖のそばのレストランでぼーっとしたのを覚えている」と初々しい思い出を話した。古谷は「38年前にこの番組のナレーターになったことを覚えている。その頃ナレーターとしては駆け出しで、毎週収録があることで勉強、練習になった。ナレーターの仕事はこの番組に育ててもらったと言っても過言じゃない」と感謝の意を示していた。

 収録の最後には番組の歴代テーマ曲を作曲した松任谷氏がピアノで生演奏し、古谷氏もナレーションを合わせる生セッションを披露。番組の今後については2人とも「50周年までは行きたいですね。恐れ多いですけど、打倒『徹子の部屋』」と目標を定めていた。番組の様子は5月2日の夜11時から放送される予定。

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