衆院東京15区補選に8人乱立!立憲民主党は元江東区議・酒井菜摘氏を擁立「政治不信の壁越える」

杉田 康人 杉田 康人
酒井菜摘氏
酒井菜摘氏

 衆院東京15区補選(16日告示、28日投開票)に立憲民主党公認で立候補する意向を表明した元江東区議の酒井菜摘氏(37)が5日、国会内で、同党の泉健太代表(49)から公認証を受け取った。

 酒井氏は「政治の道へ進む前は、看護師として助産師として、12年間医療現場で働いておりました。助産師という仕事は、女性の権利を守る仕事。さまざまな健康課題に向き合うため、さまざまな女性の支援をしてまいりました」と振り返った。

 国会に現在、助産師の資格を持つ議員はいないとして「その職能をしっかりと果たしていきながら、国政でさまざまなことに取り組んでいきたい」と自負した。

 元江東区議で、2023年12月10日の江東区長選に出馬し、大久保朋果氏に敗れた。「これまでも社会課題にさまざまに、ひたむきに取り組んでまいりましたけれど、区議会議員としての経験も生かして働きたい」と意気込んだ。

 同補選は、公職選挙法違反で有罪が確定した柿沢未途被告(53)の辞職に伴う。「江東区で、区民の皆さんに広がっている政治不信。この壁を越えるためには、野党の力を結集して戦わなければならないと覚悟をしているところです。区長選の時も、古い政治ときっぱり決別ということを訴えました。女性の声が政治を変えるということも訴えてまいりました。信頼と寄り添いの政治を実行していきたいと思っております」と決意を示した。

 衆院東京15区補選をめぐっては、共産党が小堤東氏(こづつみ・あずま、34)、日本維新の会が金沢結衣氏(33)、日本保守党が飯山陽(あかり)氏(48)、参政党が吉川里奈氏(36)の擁立。元衆院議員の秋元司氏(52)、参院議員の須藤元気氏(46)が無所属での出馬を表明しているほか、地域政党・都民ファーストの会系のファーストの会が、作家の乙武洋匡氏(47)を擁立する方針。8人が乱立している。

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