女優アンジー・ハーモンが、配達員に愛犬を銃殺された悲痛の心境を語った。ドラマ『ロー&オーダー』のアビー・カーマイケル役で知られるアンジーが、ノースカロライナ州シャーロットの自宅外で、愛犬オリバーが食品配達サービス会社インスタカートのドライバーにより射殺されたことをインスタグラムで伝えている。
「このイースターの週末に、インスタカートの食品を配達した男が私たちの大切なオリバーを撃ち殺した。彼は、車から出てきて、食品を届け、そして私たちの犬を撃った」と綴ったアンジーは、警察に通報したことを明かし、「玄関のカメラが家の中で充電中だったから、彼はそれを見て、録画されていないことを知っていたの」「警察は彼を許したわ。彼が『正当防衛』だと主張したから。彼にはひっかき傷も噛まれた跡もなかったし、ズボンも破れていなかった。彼は、私と娘たちが自宅にいるときに私たちの犬を撃ち、『あなたの犬を撃った。そうだよ撃ったよ』と言い続けた」「私たちは完全にトラウマを抱えてしまったし、私たちの愛する子で家族の一員を失ったことに非常なる精神的打撃を受けている」と説明した。
その後アンジーはインスタグラム・ストーリーに「私たちからオリバーを奪った人へ。あなたがとった行動は卑劣で許し難い。あなたは私たちから愛する家族の一員を奪ったばかりでなく、計り知れないほどのトラウマを負わせた」「これほどの冷酷な行動をとれる人がいるなんて、私の理解を超えているし、あの子にさよならを言えなかったことで打ちのめされている」と綴っている。
シャーロット=メクレンバーグ警察は、ピープル誌の取材に対し、配達員が「敷地内にいた時に犬から攻撃され、身を守るために銃を1度発砲、致命傷を負わせた。犬がもう1匹いたが、攻撃してこなかった」と警察官に説明したことから、起訴されなかったと認めている。
一方で、インスタカート側は同メディアに、「この件を知り、深い悲しみを感じると共に動揺しています。私たちはいかなる暴力も容認しない」とした上で、配達員を停職処分にしたことを報告、アンジーに直接連絡を取り、警察に協力していると続けた。