元AKB48湯本亜美がプロレスデビュー白星で飾る「緊張よりも楽しかった」空中技のセンスキラリ

山本 鋼平 山本 鋼平
湯本亜美
湯本亜美

 AKB48を昨年卒業した女優の湯本亜美が31日、東京女子プロレス「GRAND PRINCESS‘24」(東京・両国国技館)にてプロレスデビューを果たした。角田奈穂をパートナーに、桐生真弥&HIMAWARI組と対戦。角田がHIMAWARIから8分52秒、紫電改からの片エビ固めで3カウントを奪い、初陣を白星で飾った。

 桐生を場外に落とした湯本は、ポストからエプロンに降り、さらに場外へのプランチャを敢行。相手タッグを分断し、角田が決着を付けるお膳立てを果たした。「緊張よりも楽しかった」。アイドル時代に大舞台で鍛えた勝負度胸を発揮した。

 赤と黒のタータンチェックにフリルが彩るアイドル調のコスチュームで登場した湯本。自ら先発を買って出ると相手のアームホイップを側転で切り返し、自らロープとポストを踏み台に三角跳び式のアームホイップを決めるなど、運動能力の高さを垣間見せた。桐生の逆エビでは苦しみながらもロープにエスケープ。「亜美」の大声援を追い風に躍動した。

 湯本は2017年のテレビドラマ「豆腐プロレス」で女子プロレスラー役を好演。昨年に女優とプロレスの二刀流を続ける角田との舞台共演をきっかけに、今回のデビューに至った。「うまくできたところも見つかって、また挑みたい気持ちになりました」と語り、「小さい頃から家族にオテンバ娘と言われていて、それは今も変わらない。空中殺法もできれば」と次戦を見据えた。

 角田からは「私の方が緊張して、度胸がすごい」と褒められつつも「練習ではもっとうまく飛べていた。絶対悔しいはず」と声を掛られると、湯本は「悔しいです」と呼応。ただ、反省点よりも手応えの方が大きい様子だ。晴れ晴れとした表情で「お客さんの歓声に助けられました。応援のおかげです」と明るく話していた。

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