英女性歌手リリー・アレン(38)は子供を持った事で音楽のキャリアが終わったと確信しているという。英シンガーソングライターのリリーは、2011年から2018年まで結婚していた元夫サム・クーパー(46)との間にもうけた娘のエセル(12)とマーニー(11)を愛しているものの、子供たちが自分のポップ界でのキャリアを駄目にしたと考えているそうだ。
リリーは『ラジオ・タイムズ・ポッドキャスト』で笑いながらこう語った。「子供たちが私のキャリアを台無しにしたの」「つまり、私は彼女たちを愛しているし、彼女たちは私を完成させてくれるけれど、ポップスターとしてのキャリアは終わってしまったのよ」
また、「ママはすべてを手に入れることができる」という言葉を使う人が嫌いだというリリー、その理由について、キャリアと家庭を両立させることが「率直に言って、そんなことはできない」とし「子供よりキャリアを選ぶ人もいるし、それはその人の自由よ」と主張した。
『トレインスポッティング』に出演した俳優の父親キース・アレン(70)との波乱に満ちた関係で有名なリリーだが、子供の頃は両親がほとんど家にいなかったそうで、そのことが自分に傷跡を残したため、「一歩下がって、親であることに集中することを選んだの」と振り返ってもいた。
21歳の時に大ヒットシングル『スマイル』で音楽界のスターダムにのし上がったリリーは、2006年にデビューアルバム『オーライ・スティル』 、2009年にセカンドアルバム『イッツ・ノット・ミー、イッツ・ユー』を発表、両作品がプラチナアルバムとなっていた。そして2011年に第一子、2013年に第二子を出産した後2014年に『シーザス』、その4年後に『ノー・シェイム』という2枚のアルバムをリリースしたものの、商業的には振るわなかった。2016年にサムと破局後、2020年に『ストレンジャー・シングス』の俳優デヴィッド・ハーバー(48)と再婚、現在は、女優業に重点を移し2021年のヒット作『2:22 ア・ゴースト・ストーリー』や昨年の『ピローマン』という2つのウエストエンドの舞台に出演したほか、2019年の映画『ビルド・ア・ガール』と2023年のテレビ番組『ドリームランド』にも出演している。