大ヒット作「ドラゴンボール」や、「ドクタースランプ」の作者として知られる、漫画家の鳥山明さんが8日、急逝したことが分かった。それを受けて、生前親交が深かった大人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズでゲームデザイナーを務める堀井雄二氏が追悼のコメントをジャンプ公式サイトに寄せた。
堀井氏は「本当に、あまりに突然な鳥山さんの訃報で、まだ信じられない気持ちでいっぱいです」と悲しみを吐露。「鳥山さんとは、ボクが少年ジャンプのライターをやっていた頃からの知り合いで、担当編集者の鳥嶋さんの勧めもあり、ドラゴンクエストを立ち上げる時に、彼にゲームの絵を頼むことにしました。あれから37年余り、登場人物のキャラクターデザイン、モンスターデザイン、とても数えきれないほどの魅力的なキャラを描いていただきました。ドラゴンクエストの歴史は、鳥山さんのキャラデザインとともにありました。鳥山さん、故すぎやま先生は、ドラゴンクエストを長きに渡って作ってきた仲間でした」と生前のエピソードを語り、「亡くなってしまうなんて…これ以上、なんて言えばいいのか言葉になりません。本当に、本当に、残念です」としのんだ。