大村崑92歳、週2で40キロのバーベル上げる!102歳現役目標「冷たくなって…」理想の逝き方も告白

中江 寿 中江 寿
大村崑
大村崑

 俳優の大村崑(92)が4日、「舞昆のこうはら」の新商品「たもぎ茸舞昆」の応援団長として、PR大使の元幕内・徳勝龍の千田川親方(37)と大阪市内のよろず~ニュースを訪れた。長く同社のCMキャラクターを務め、「付き合いは長いんです。応援団ということで来ました」と商品をPRした。

 90歳を超えても元気はつらつ。秘訣は筋トレと快眠、快食を挙げた。86歳からジムに通い、マンツーマンで指導を受けている。「火曜と金曜日に2時間。皆さんが見たら『すごいことやってんな』と思うよ」。総重量40キロのバーベルを肩に背負い、スクワットを10回2セット、最後は15回1セットを行う。他にも日によって体の強化するポイントを変えて、トレーニングをするという。「スクワットは最後に『ヒーッ』って悲鳴を上げますね」と笑った。

 気力も衰えてきそうだが、全く感じないという。「物忘れとかはありますけど、意欲がなくなることはないです。食べるものと寝ることを、しっかりやっておけば大丈夫ですよ」と胸を張った。体を鍛えるだけでなく、快食、快眠とも重要なようだ。

 まだまだリタイアするつもりはない。「喜劇役者しかできないので。102歳まではと思っているんですけど。100歳は誰もが言うじゃないですか。102歳の2歳にリアル感がある。それで、きのうまで元気だったので、きょう、家族が行ったら冷たくなっている。そういう死に方をしたいの。みんなに迷惑をかけない」。人生の幕の閉じ方もうっすらと考えている。

 これからの目標もある。「昭和のいいことを、おばあさんが教えてあげるようなことをしたい」。先日、電車内で隣の席に座った若い男性が、サンドイッチを食べ、ジュースを飲んでいるのを「ここはレストランと違うよ」と注意したという。「何も言わず、すーっといなくなって。近くにいたおばさんから『最近の若い人は何を持っているから分からないから、そんなことしたらダメだよ。ブスッとやられたら、しまいだから』と言われて、そうか気をつけないといけないなあ」と振り返った。

 昭和の時代は近所の人が自分の子どもでなくても注意し、電車の中でも行儀の悪い子どもを叱る大人がいた。「『崑ちゃんのおばあさんに言われたよ』というような、そういうことを僕の最後の仕事にしたい」。おばあさんが優しく諭すように、少しでも世の中が良くなる活動を続けていくつもりだ。

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