俳優ブラッドリー・クーパーは、偉大なラッパーのジェイ・Zと世界的有名歌手のビヨンセに会った時、「パニック状態」だったという。
2018年の主演作『アリー/スター誕生』で、相手役となる歌手志望のアリーをビヨンセに演じて欲しかったブラッドリー、話を売り込むために同夫妻に会いに行った際のことをSAG-AFTRA財団との最近のインタビューで振り返った。「ビヨンセの家に行ったら、ジェイ・Zが(法廷リアリティ番組の)『ジャッジ・ジュディ』を見ていたんだ。今でも覚えている。冗談じゃない。パニックに陥ったよ。話を売り込むとき、変な咳が出たのを覚えている」「クレイジーだった。彼女(ビヨンセ)もすごいし、彼(ジェイ・Z)もすごかった。つまり、彼女は史上最高の人物の一人なんだ。それは失敗に終わったんだけど」
その後ブラッドリーは、結局レディー・ガガに渡ることとなるその役をアデルにもちかけたものの、一度だけメールの返信をもらい、「忙しい」と言われたという。そして最終的にガガがチャリティコンサートで歌うのを聴いたブラッドリーは、自身が演じたシンガーのジャクソン・メインの相手役に、ふさわしい人物を見つけたと思ったそうで、「会場全体が吹っ飛んだ。まさに『これで決まった』という瞬間だ。僕は何を考えていたんだろう?そして、彼女に会いたいと頼んだんだ」と続けた。
ガガとブラッドリーは結局、同映画の主題歌『シャロウ~「アリー/ スター誕生」愛のうた』のデュエットでアカデミー賞オリジナル歌曲賞を受賞、全世界で600万枚以上のセールスを記録したサウンドトラックは、BAFTA、グラミー賞では2年連続の年間最優秀楽曲賞ノミネートを含む7部門中4部門を受賞した。