新学期を迎えるわが子に何を期待する?e-ラーニングに関するサービスの様々なコンテンツを提供する株式会社イー・ラーニング研究所が、子どもがいる全国の親を対象に「2024年:新学年の学習についての調査」を行った。調査期間は24年1月5~30日、子どもを持つ親や、親族に子どもがいる人物、計441人にアンケートを取った。
「新学年を迎える子どもに対して期待と不安どちらが大きい?」という問いについて、「期待している」が69.6%となり、不安を大きく上回った。
特に期待されている点としては「新しい学びを得られる」と「新しい友達ができる」が多かった。一方で、不安に感じている点としては、「学習内容のレベルが高くなる」と「クラス替えにより友達関係が変化する」が多かった。他にも「担任の先生が変わる」など環境の変化に不安を感じている傾向があった。
「新学年を迎える前に子どもにやっておいてほしいことは」という問いでは、「生活リズムを整えておく」が6割以上で最も多く、「学習習慣をつけておく」が続いた。
また、「新学年を迎える際に子どもにチャレンジさせたいことは?」という質問には、50%以上が「金融教育を勉強する」と答え1位となった。2位は「規則正しい生活習慣を身につける」、3位は「新しい友だちをたくさん作る」だった。物価高騰や給料が上がらない現実を、身をもって感じてる親世代が、子どもたちに正しい金融知識を身に付けてほしいと考えている現実が浮かび上がった。
「英語の授業での『デジタル教科書』導入について知っていますか?」という問いには約7割が「いいえ」で認知度は低かった。一方でデジタル教科書の導入そのものについては約8割が「賛成」だった。「動画や音声を使って学習できる」点にメリットがあると考えていた。