女優の常盤貴子が31日、NHK「あさイチ」に出演。交流があった石川県珠洲市の人たちの無事を確認し、涙を流して喜んだ。
この日は能登半島地震から1カ月が経過し、現地の「いま思うこと、伝えたいこと」を特集。石川県金沢市出身で、元日に被災したという俳優の篠井英介と、朝ドラ「まれ」で、能登半島との縁ができた常盤がゲストとして出演した。
番組では、常盤と交流を続けていた人たちの現在の様子を取材。1人は珠洲市で手芸店を営んでいた女性で、現在は加賀市で避難生活を送っていた。避難先には大好きな手芸道具も持参し「好きな手芸材料に囲まれて、縫ったり編んだりしていればいいかなと」と笑顔を見せていた。
もう一人は食堂経営の女性で、やはり加賀市に避難。常盤はこの女性の食堂をよく訪れていたといい、幸いにも食堂の家屋に大きな被害はなかったことが分かった。女性は「こんな私らでも生きとって喜んでもらえて、だから頑張ろうかなと。1年かかるか2年かかるかわからないが、皆さんとお店で会いたい」と話していた。
このVTRを見た常盤は涙をこらえきれず。「…良かったです。本当にありがとうございます」と涙を流した。食堂の家屋が無事だったことには「奇跡ですね」と感激し「(食堂を)続けなきゃいけないと思うので、立ち上がっていただいて。町の方の拠り所で、そこにいくとみんな笑顔になる」「強い言葉をいただき、元気をもらいました。また会えるのを楽しみにしています」と涙ながらに呼びかけていた。