俳優ライアン・ゴズリング(43)が、女優マーゴット・ロビー(33)やグレタ・ガーウィグ監督がアカデミー賞で功績を十分に認められなかったことに「落胆」したと語った。『バービー』で助演男優賞候補に選出されたライアンが、共演のマーゴットが主演女優賞のノミネートを逃したほか、ガーウィグが脚色賞の候補にしか入らなかったことを批判した格好だ。
ライアンは発表した声明の中、プラスチックの人形「ケン」役を演じたことでノミネートされたことは「非常なる名誉であり誇りに思う」としたものの、「バービーなしではケンは存在せず、歴史を作り、世界中で祝福されたこの映画の最大の立役者であるグレタ・ガーウィグとマーゴット・ロビーなしでは『バービー』映画はなかった」
「彼女たちの才能、気概、類まれな能力なしで、この映画の誰か(の仕事を)評価するのは不可能だ。彼女たちがそれぞれの部門にノミネートされなかったことに落胆したというのは、控えめすぎる表現だ」
このほか、『バービー』は作品賞をはじめ、アメリカ・フェレーラが助演女優賞、マーク・ロンソンとアンドリュー・ワイアットが『アイム・ジャスト・ケン』、ビリー・アイリッシュが『ホワット・ワズ・アイ・メイド・フォー?』でそれぞれ歌曲賞にノミネートされているほか、美術賞、衣装デザイン賞の候補に挙がるなど合計8ノミネートを果たしている。