漫才コンビ・ミルクボーイの内海崇と駒場孝が25日、大阪市の難波八阪神社で行われた「『漫才ブーム』プロジェクト発表会見」に、同じく漫才コンビの金属バット、デルマパンゲ、ツートライブと登場。4組で定期的に開催している漫才ライブ「漫才ブーム」を2024~33年の10年間をかけて47都道府県で行う「漫才ブーム 10年間ツアー(2024-2033)」を開催すると発表した。
「漫才ブーム」はミルクボーイが「自分たちが刺激をもらえる」(内海)、「絶対的に面白い、負けたくない」(駒場)と認める3組に声をかけ、2017年に発足。ひたすら漫才を披露するストイックな構成で漫才を磨き続け、内海は「このメンバーのおかげでM-1も優勝できましたし、その後も漫才をやり続けていられるのは『漫才ブーム』のおかげ」と感謝した。
ツアー開催が決定したのは2カ月ほど前。営業に向かう車内での会話から盛り上がり、開催に向けて動き出したという。デルマパンゲ・広木英介は同ツアーを「漫才を鍛える場として、ミルクボーイさんに続いてM-1グランプリのチャンピオンになりたい」と意気込んだ。その一方、金属バット・小林圭輔は「未来のことはどうなっているか分からないんですけど、おそらく8年目以降は惰性でやっている可能性が高い」と話し、笑いを誘った。
ツアー道中での各コンビの活動休止や解散の懸念を報道陣から問われた内海は「そういうことを全く心配しなくていいメンバーだからこそ、これ(10年間ツアー)を提案できたというのはあります」と話し、「何もないと思います。みんなで頑張っていこうという決意のツアーです」とアピールした。
同ツアーでは毎年4~5カ所をまわる予定で、ツアー初年度となる24年は4カ所で開催する。その開催地を決める抽選も同日に行われ、青森県、三重県、香川県、沖縄県に決定した(時期・順番は未定)。また、ツアー開催にともなって、YouTubeチャンネル「ムーブ才漫」を立ち上げ、ツアーの舞台裏などを配信する予定。ツアー完走後にはライブ本編が映像化されることも発表された。