第44回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)のノミネーションが発表された。その年の最低映画や演技を選ぶ不名誉な同賞で、シルベスター・スタローンの『エクスペンダブルズ ニューブラッド』が最低作品賞、スタローンの最低助演男優賞、ミーガン・フォックスの最低助演女優賞を含む最多7部門の候補に挙がってしまった。
『エクソシスト 信じる者』『プー あくまのくまさん』が、それぞれ最低作品賞を含む5ノミネーションで続いている。
最低作品賞候補には、同3作のほか、『MEG ザ・モンスターズ2』『シャザム!~神々の怒り~』も選出された。
さらに『プー あくまのくまさん』は、最低脚本賞、最低パクリ賞、プーとピグレットが最低スクリーンカップル賞候補となっている。
ノミネーション発表の際、ラジー賞主催者は「ストライキの後、世界的疫病が残り、皆が外出を避ける空気が漂う中、いうまでもなく映画体験も下り坂になりました」と語った。
ノミネート者の中にはヘレン・ミレンやラッセル・クロウなどアカデミー賞受賞俳優もいる一方、ミーガンは『バトル・オブ・ザ・キラーズ』で最低主演女優賞でもノミネートに挙がっており、『ザ・マザー:母という名の暗殺者』で同じく最低主演女優賞ノミネートに挙がっているジェニファー・ロペスと共に2人は過去にすでにラジー賞を受賞している。
受賞者は、アカデミー賞授賞式の前日となる3月9日に発表される。