バレンタインに元カレの思い出の品をショベルカーで粉砕!映像がド迫力

藤丸 紘生 藤丸 紘生
マイラボ渋谷「想い出の解体工事現場」のイメージ mineo公式YouTubeチャンネルより
マイラボ渋谷「想い出の解体工事現場」のイメージ mineo公式YouTubeチャンネルより

 ショベルカーを遠隔操作して自ら思い出の品を解体するイベント「想い出の解体工事現場」が2月8、13、14日に実験型未来共創スペース「マイラボ渋谷」(東京都渋谷区)で開催される。別れた恋人やかつて目指した夢、その思い出が詰まった品物が捨てられない―。断ち切れない未練を品物もろとも粉砕するという挑戦的な企画を打ち出したのは、携帯電話サービス「mineo(マイネオ)」の提供などで知られるオプテージ社。同社にその経緯や狙いを聞いた。

 同イベントでは、建設機械の遠隔操作を手がけるARAV社とタッグを組み、mineo回線を利用した重機の遠隔操作を実現。それにより「マイラボ渋谷」に設置された操縦席に座りながら、ARAV社のテストフィールド(千葉県柏市内)にある無人ショベルカーを操作することが可能に。思い出の品を砕いたりつぶしたりのやりたい放題で、未練を断ち切る“解体工事”が行える。

 イベント告知用の動画も公開され話題に。女性が元カレとの思い出が詰まったアルバムなどをショベルカーで押しつぶすシュールでド迫力な映像に「いや、おもろすぎ天才や」「心がスッキリしそうですね」「解体したい思い出の物はないけどやってみたいw」などの声が寄せられている。

 また、イベント最終日はバレンタインデー。全国で多くの恋が成就するかもしれない日に、終わった恋の未練を打ち砕くイベントをぶつけたことについて、同社の担当者は「“あえて”という面もございます」と確信犯の要素もあることを明かした。

 奇抜で挑戦的なイベントだが、実施する背景には深刻な社会問題がはらんでいる。建設業界が抱える2024年問題や高齢化による人手不足などの社会問題。その解決や災害現場での活用のため、重機の遠隔操作の技術開発が進んでいる。進歩する建設現場の未来も日常生活ではどうしてもなじみの薄い分野。同担当者は「建設の未来をより多くの方に触れていただきたい」と企画の目的を語った。

 イベントは事前応募制(応募多数の場合は抽せん)。25日午後6時まで受け付けている。なお、思い出の品は特定のメーカーやブランドを傷つける恐れがあるものは不可。解体した思い出の品は運営スタッフにより処分されるという。

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