立民・泉健太代表 自民党の政治刷新本部を猛批判「泥棒たちが縄を綯うのはやめていただきたい」

杉田 康人 杉田 康人
国会内で定例会見に臨む立憲民主党の泉健太代表
国会内で定例会見に臨む立憲民主党の泉健太代表

 立憲民主党の泉健太代表(49)が12日、国会内での定例会見で「政治刷新本部なんて言ってる場合じゃ無い。泥棒たちが縄を綯(な)え始めているんじゃないのか」と、自民党が派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件を受けて設置した「政治刷新本部」を批判した。

 泉氏は「泥縄っていう言葉があると思いますが、そもそもで泥棒を捕らえてから縄を綯うという言葉。事態が起こってから対応することを指すわけですが、今その事態を起こした人たちや裏金を作った議員たちすら、何の処分もしていない。何のけじめもつけていない。何の説明もしてない」と糾弾した。

 自民党内で、政治刷新本部を立ち上げることのおかしさを指摘した泉氏は「安倍派からも10人入るということで発足をしましたが、安倍派所属で裏金が1000万円単位で指摘をされている人たちは、いま何をしているのか。どんな処分を受けたのか。安倍派を退会したのか。ひとつひとつ考えても、けじめをつけてないことだらけ。泥棒たちが縄を綯うのはやめていたいだきたい」と繰り返した。

 「彼らには改革を語る資格はない」と強調した泉氏は、記者団にも注文をつけた。「政治改革とか政治刷新をやっていただきたいとか、国会議員はこんなことをやめてほしいという言説がありますが、これは自民党の問題。国会議員の問題とか政治家の問題ではない。他党で、パーティーが開かれてそんな裏金が作られている事例がどこにあるんですか」と、自民党内の特殊な文化であることを強調した。

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