「ワム!」ジョージ・マイケルさんの会社が昨年、毎日5万5000ポンド(約1020万円)の利益を上げていたことが分かった。ジョージさんは、2016年12月に53歳で死去しているが、ザ・サン紙によると、本人の会社は昨年2380万ポンド(約44.2億円)を売り上げ、税引き前で2000万ポンド(約37.1億円)の利益を記録。レコード売上とネットフリックスの契約が大きかったと伝えている。
ノビーズ・ホビーズ・ホールディングス社は出版関連で2060万ポンド(約38.2億円)、音楽著作権で250万ポンド(約4.6億円)、その他60万ポンド(約1.1億円)を売り上げたそうだ。
ジョージさんはネットフリックスのドキュメンタリー『ワム!』でもアンドリュー・リッジリーと共に特集、ジョージとアンドリューによるワム!は昨年の英クリスマスチャートで『ラスト・クリスマス』がサム・ライダーの『ユア・クリスマス・トゥ・ミー』を押さえトップに輝いていた。
1980年代に活躍した伝説的デュオのドキュメンタリーについて、アンドリューは以前、イブニング・スタンダード紙にこう話していた。「(完成まで)時間がかかったよ。ジョージは自分自身のキャリアを進んでいたから、ワム!の遺産を探求するという欲求がなかったんだ」
ジョージとデュオの音楽にインスパイアされた2019年の映画『ラスト・クリスマス』が転機になったそうで、アンドリューは「彼(ジョージ)はワム!が自分のブランドに影を落とすことを望んでいなかったけど、彼が亡くなったことで明らかに変化した」
「最初ジョージ・マイケルの遺産管理団体は受け入れなかった、けど映画『ラスト・クリスマス』の成功で、そこには大きなファン層がいることに彼らも気づいた。40周年が近づくにあたって突然注目されたんだ。ファン層は人々の予想よりもずっと大きなものだったんだ」と続けた。