世界の歌姫ビヨンセが、日本のアーティスト、空山基からデザインを盗用したとして非難されている。「ルネッサンス」ツアーで使用されたロボットのヘッドピースがそれで、空山はザ・ウィークエンドのショーで自らが手掛けた巨大な女性ロボットを例に、ビヨンセから正式に依頼を受けたかったとした。
ビヨンセの衣装と自身のアート作品をインスタグラムに投稿した空山はこう綴っている。「ビヨンセ。僕に正式に頼んでくれれば、友人のザ・ウィークエンドの時のように君のためにずっといい物を作れたのに」
この投稿に賛否両論のコメントが寄せられているところだが、多くは空山とビヨンセ共々1927年のフリッツ・ラング監督の映画『メトロポリス』からインスパイアされたものと指摘している。現在ビヨンセ本人からのコメントはない状況だ。
一方、最近は肌を明るくしたと批判されていたビヨンセ、このコメントに母親のティナ・ノウルズさんは「馬鹿で無知、嫌悪の人種差別的発言」と糾弾していた。コンサート映画『ルネッサンス:ア・フィルム・バイ・ビヨンセ』のプレミアで、ビヨンセが白人のようなメイクをしていたという指摘に、ティナさんはインスタグラム上でただのひがみと一蹴、更にビヨンセのプラチナヘアへの批判に関しても黒人女性は何年にも渡ってそのスタイルを続けていると反論、娘が成功する度に憎しみと共に、「人種差別、性差別、ダブルスタンダード」のもと引きずり降ろそうとする人々がいると話していた。