リアル増税メガネが爆誕した。埼玉県のアクリル加工会社・サワダプラテックが、アクリル製のメガネフレーム「増税メガネ」(税込1500円)を10月下旬に発売した。
同社の担当者によると、岸田文雄首相(66)を揶揄(やゆ)するワードが世に出だした10月中旬に「おふざけで」試作。社内での好評を受け、ハロウィン用のパーティーグッズとしてウェブ限定で販売した。「政治的意図は全くありません。忘年会などで、出オチに使っていただければ」と語った。
レンズは無く、製品の注意書には「かけ心地を一切考慮していないため『税』の文字(特に「禾」部分)が鼻っ面に重くのしかかります」と「一応緩衝材を貼付していますが気休め程度にしかならないため、長時間のご使用はオススメしません」との言葉が並ぶ。図らずしも「重税」感も表現した。
10本程度の販売を予測していたが、100本ほど売れたという。担当者は「国内で生産し、無駄に熟練工の手間をかけて作っている。採算は倍くらい出回ればトントンですかね。パーティーグッズになればいいのかな」と、うれしい?悲鳴を上げている。
社長には事後承認で製作・販売したといい「知らずに注文を受けた社長が、嫌がらせメールかと思った」と振り返る。「増税クソメガネ」などのシリーズ化が期待されるが、担当者は「『脱税』とかも考えましたが、調子には乗らずほどほどにします」と話した。