「ダリル・ホール&ジョン・オーツ」として知られるデュオのダリル・ホール(77)は、ジョン・オーツ(75)の「悪意のある行為」によって「不意打ちされた」と主張している。ダリルは、相方ジョンに対し接近禁止命令を求めており、法的文書の中で、ジョンが共同事業ベンチャーであるホール・オーツ・エンタープライズLLP(WOE)の株式を第三者に売却する計画を立てたことを非難した。
ピープル誌が入手した文書の中でダリルは記している。「ジョン・オーツとオーツ・トラストによる最近の悪意ある行為は、不必要な出費や負担は言うに及ばず、アメリカ西海岸、日本、マニラを巡るツアーの真っ最中、トップレベルでパフォーマンスをする為に集中する必要があるこの時に、私の人生に多大な混乱や実害、困難をもたらしました」
「ジョン・オーツは私に最も害を及ぼすタイミングを見計らって不正取引を行ったと信じています。彼の今回の悪意ある行為は阻止され、今度こそ取り締まられるべきです」
ジョンのとった行動を「完全に秘密裏に」かつ「悪意を持って」行ったとし、「不意打ちされた」と感じたと明かすダリルは、さらに続ける。「彼の行動は、プロフェッショナルで礼儀正しいものではなく、敵対的で攻撃的なものになりました。彼は、WOEのソーシャルメディアや知的財産に関連し、弁護士を送るかたちで私に多くの異議をぶつけてきました」「ジョン・オーツの意図は、彼のビジネス・パートナーとしての私やWOEの利益を考慮せず、私に負担をかけ嫌がらせをすることにあるように私には思えます」
以前、公開された文書の中でダリルは、ジョンが事業の株式を売却することは、WOEを巡り2021年10月に交わした合意に違反すると主張。ジョンが会社に対する権利、所有権、権益のすべてを、15年以上にわたって同デュオの楽曲カタログの重要な権利を所有してきたプライマリー・ウェーブ・ミュージックに同意なしに譲渡することを阻止するため、仲裁手続きを開始していた。