グローバルK-POPファンが最も注目する年末音楽授賞式「2023 MAMA AWARDS」が、11月28日と29日に東京ドームで開催された。いまK-POPで勢いのあるグループやプレゼンターとしてそうそうたる韓国俳優らが来日し、華やかにイベントを彩った。
2日目の授賞式最後を締めくくる大賞「SAMSUNG Galaxy Album of the Year」にはSEVENTEENの「FML」が選ばれ、メンバーは円陣を組んで雄たけびを上げながら喜びを分かち合った。この日、負傷により活動を休止している統括リーダーのS.COUPS(エスクプス)も壇上に姿を見せ、13人で受賞の喜びを伝えファンを喜ばせた。
S.COUPS、ホシ、THE 8(ディエイト)、ジョンハン、ウォヌ、ドギョム、ジョシュア、ミンギュ、ウジがそれぞれマイクの前に立ってコメントする中、ウジの後ろに立っていたスングァンが「僕も一言(話しても)いいですか、初めて受賞したから」とうれしそうな表情でマイク前に立った。
まずスングァンは「今回のアワードに参加して、ご一緒したグループの皆さんの実力の高さに感嘆し、尊敬し、たくさん学ばせていただきました。受賞したグループも、しなかったグループもみんなすばらしくかっこよかったです」と、同じステージに立った同僚たちへ称賛の言葉を述べ、会場があたたかな拍手に包まれる。
その後、一呼吸してからスングァンは「この話をしていいかわかりませんが」「僕らSEVENTEENを誰よりも愛し、応援してくれた親友、ムンビンに『ありがとう』と感謝の言葉を伝えたいです」と、涙で声を震わせながら4月に急逝したASTRO(アストロ)メンバー、ムンビンさんへの思いを吐露するのだった。
センターステージでコメントしているSEVENTEENを、他のグループは下手のサイドステージで見守っていたのだが、この時LE SSERAFIMのサクラ(宮脇咲良)の頬には涙がつたっており、ウンチェも目を真っ赤にしていた。
特にサクラは、自身が進行を務めるYouTubeチャンネル「怖いものないクラ(コプド オプクラ/クラはサクラの韓国で呼ばれているニックネーム)」で、2023年2月にASTRO内ユニット「ムンビン&サナ」をゲストに迎え「好き嫌いの分かれるKフードに挑戦」をテーマに、ムンビンさん、サナと楽しいトークを展開していた。そして約2カ月後、ムンビンさんの悲報が伝えられたのだ。
サクラの涙する姿を見たネットユーザーは、スングァンの言葉を聞きながらサクラは当時のことを回想していたのではとささやかれている。