リアルすぎる"ぞうの滑り台"がSNS上で大きな注目を集めている。
「『ぞうの滑り台』を発注したら思ってたんと違うの来た@飛鳥山公園🐘」
と件の滑り台を紹介したのはあさみんさん(@papicocafe)。
肌の質感からつぶらな瞳などの表情まで、遠くから見たら本物の像と間違ってしまいそうなクオリティーのこのぞうの滑り台。
しかし、まったくディフォルメされない造形に魅力を感じる人も多いようで、投稿に対しSNSユーザー達からは
「ぞうさんめっちゃリアルで好きです。
でも子供たちが鼻の上に乗って遊んでへし折れてしまう未来がみえるのですが。。。耐久力大丈夫でしょうか。」
「飛鳥山公園は家が近くだったのでよく遊びに行きました
昔からこのリアルな象のすべり台です🐘
鼻にもよくぶら下がっていました
飛鳥山公園にはリアル蒸気機関車と都電もあり
オススメです😀」
「鼻の上に乗れたり、階段登り切ったところからちょっと脇に踏み出せば頭の上に乗れて、別の景色が見られるのがよかったんだよ。今だと危険!て言われちゃうかもだけど。」
など数々のコメントが寄せられている。
あさみんさんにお話をうかがってみた。
ーー飛鳥山公園のようなリアルなぞうの滑り台は他にも存在するのでしょうか?
あさみん:あそこまでリアルではないですが、神楽坂にある「あかぎ児童遊園」のぞうもリアルです。あと西日暮里六丁目公園とか。
しかしここまでリアルなぞうに滑り台がのってるのは飛鳥山公園でしか見たことありません。
ーーこういった滑り台に感じる魅力についてお聞かせください。
あさみん:これまで、動物や乗り物などなにかの形をモチーフにした公園遊具を300体以上は撮影してきました。コンクリート製の公園遊具は、図面はあるようですが職人による手作業で作られているため一体一体すべて違い、個性が出るところがおもしろいです。
パンや電話など、「なぜそれをモチーフにしたのか?」思うものや、想像もつかないデザインに驚かされることもしばしばです。
しかしコンクリート製は劣化するので維持費がかかります。また安全性などの理由で撤去されたり強化プラスチック製に代えられ、少しずつ無くなりつつあります。個性豊かな公園遊具のおもしろさがもっと多くの人に伝わり、大事にしてもらえることを願っています。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
あさみん:おもしろいなと共感してもらえる反響が多く嬉しかったです。他にもおもしろい公園遊具があれば教えて欲しいですね。
◇ ◇
今回紹介したようなコンクリート製公園遊具など、レトロで懐かしいものが大好きなあさみんさん。SNSやブログ「BQ ~B-spot Explorer~」でさまざまな情報を発信しているので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
あさみんさんプロフィール
名古屋市生まれ。全国のおもしろおかしいスポットをめぐりながら、独自の視点でブログ「BQ B-spot Explorer」に紹介。2014年にはじめて訪れた北九州市の旦過市場で、レトロな商店街に魅了される。以降、全国の商店街を訪ね続け、現在までに300箇所以上に及ぶ。雑誌、web記事への寄稿、メディア出演のほか、2020年12月より文春オンラインにて、地方都市に潜む魅力的なスポットについて連載中。昨年3月、学芸出版社から「商店街さんぽ ビンテージなまちなみ50」を上梓。
Xアカウント:https://twitter.com/papicocafe
ブログ「BQ ~B-spot Explorer~」:https://papicocafe.blog.jp/
「商店街さんぽ ビンテージなまちなみ50」(学芸出版社):https://amzn.asia/d/bou7Y7T