エリック・クラプトン(78)のギター「ザ・フール」がオークションにかけられ、127万ドル(約1億8700万円)の落札された。1964年製カスタム・ペイントの6弦の同ギター「サマー・オブ・ラヴ」ギブソンSGは先週、ナッシュビルのジュリアンズ・オークションで驚くべき高値となった。
ギターの名前はオランダのアート集団「ザ・フール」に由来しているという。エリックは、1967年のクリームのアルバム『カラフル・クリーム』のレコーディングの際に使用している。エリックは、バンドメイトだったジョージ・ハリスンにこのギターを贈ったが、2001年のジョージの他界後に何人かの手に渡っていた。
ジュリアンズ・オークションの社長兼最高経営責任者ダレン・ジュリアン氏は、「ロック音楽史上最も重要なギターのひとつであるエリック・クラプトンの『ザ・フール』が、今夜我々のオークションで再び歴史に名を刻み、今年のジュリアンズ・オークション20周年記念のハイライトとなりました」と語っていた。
収益の一部は、キッキング・ザ・スティグマ、インディアナポリス・コルツ、アーセイ・ファミリーのメンタルヘルス啓発プログラムに寄付される。
エリックは長年に渡り惜しみなくギターを寄付してきた。歌手エド・シーラン(32)もそのうちの1本を受け取る幸運に恵まれた1人だが、そのギターが火災により「カリカリに焼け焦げて」しまったため、修復を余儀なくされたそうだ。