歌手で俳優のGACKTが19日、フジテレビ「ボクらの時代」に出演。明治座のスタッフをブチギレさせた事件について語った。
23日公開の映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」で共演する川崎麻世、片岡愛之助と3人トークを繰り広げた。
役作りや演出などをとことん追求するGACKTに対して、愛之助が「舞台稽古とかすごく長引きません?」と聞くと、GACKTは「長くなりますねぇ」としみじみしながら、主演舞台「MOON SAGA-義経秘伝-」でのできごとを語り出した。
「公演初日に、本番前の通しリハで修正をずっとやっていたら、気付いたら開演時間の2時間半押してたんですよね」
「ちょっと待って下さい。もう開場はしてるんですか?」と同じ役者として「信じられない」という声を上げる愛之助に「開場はしてるんですよ。でもすごい集中してやっているんで、時間が分からない。プロデューサーが来て『若、もうそろそろ開演などは?』と聞いても『時間がないから邪魔しないで』と…」と振り返った
GACKTは「明治座の人がめちゃくちゃ怒っていたんですよ。明治座始まって以来の開演3時間押しなんてありえない!って」と伝統ある殿堂スタッフを激怒させたことを告白した。
公演後にスタッフと顔を合わせる際には、さすがに戦々恐々としたというGACKT。しかしスタッフは満面の笑みだった。
「逆に超怖かったんですけど、ずっと興奮していて、最後に『また宜しくお願いします!』って」と再演を約束されたという。「明治座始まって以来の物販の売れ行きだったそうなんです」と種明かし。3時間押しの開演で、ファンが普段以上に物販購入に励んだことが功を奏したという。
このエピソードには、愛之助も川崎もビックリしていた。