ゴルフには、頭脳を鋭くする効果があることが分かってきた。新たな研究で65歳以上の25人を対象に、ゴルフコースで18ホールを回った後に思考能力を測るテストを実施。すると、ゴルフをする前に比べて5秒近くも思考能力のスピードが速くなる結果と得られた。
このような脳の健康へのポジティブな影響は、ゴルフコースを歩くというエクササイズの他にも、ゴルフに必要な戦略的思考能力によるものとされている。
研究を指導した東フィンランド大学のジュリア・ケッティネン博士は、「退職した人々の多くがゴルフをするのには理由があります。本当に良い運動ですし、健康にもいいです。テニスやスキーに比べて怪我のリスクはずっと低いこともあります」
「今回の結果はゴルフをすることで、メンタル的に鋭くなり、認知症予防に繋がる可能性もあるということです」「また、ゴルフが好きじゃない人々は、散歩をするなどして有酸素運動の利益を受けることをお勧めします」と話している。