国民民主党の玉木雄一郎代表(54)が24日の、国会内での定例会見で、20日深夜に放送されたテレビ朝日「朝まで生テレビ!」出演時に田原総一朗氏(89)が激高したことに触れ「田原さんに怒られたことについては怒っていません。あれだけのお歳になられて、人を怒鳴ったり怒ったりする気力があることが素晴らしいと思います」と、大人の対応を見せた。
玉木氏は同番組にパネリストとして出演。持論を発言中に、司会の田原氏が脈絡も無く「うるさい!黙れ!」「黙れ!」などとブチ切れ。共演していた共産党の山添択参院議員(38)は「うるさいという言い方はだめですよ」とたしなめた。あまりの暴走ぶりに、フォロワーから指摘を受けた田原氏は自身のXで「話しをじっくり聴かなくてはいけないです。心から反省してます(原文ママ)」と投稿した。
7年ぶりに同番組に出演したという玉木氏は「大変尊敬する田原総一朗先生ですので、叱咤激励ということで受け止めている。あまり気になりませんでした。ああいうもんだなと思ってましたから。その中でも、言うべきことは言ったので」と冷静に振り返った。
玉木氏は「日本人ってあんまり怒ったり笑ったりできないじゃないですか。脈絡のあるなしは置いておいて、そういう思いをしっかり発信できるのは歳の割にはすごいなと。負けないように、我々世代は負けずに頑張らなきゃいけないと思い、負けずに発言を続けましたので」と、89歳のパワーを実感したという。
田原氏との久々の番組競演に「少しお年をお召しになられているなと思ったんですが…怒鳴られたことによって、やっぱり田原さんお元気だと思って。我々も負けずに頑張らなきゃいけないという思いを新たにしました」と笑った玉木氏。「これからもぜひ元気に、田原総一朗先生には怒ったり叱ったりしてもらいたいなと。負けない反論や発言ができるように頑張りたい」と、次なる論戦を期していた。