英俳優イアン・マッケラン(84)が、フェイスリフトの危険性を警告され、形成外科の医院を飛び出したことを明かした。『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフ役で知られるイアンは、外見を変えるため整形手術を受けることを考えたものの、それに伴う危険性を知り、土壇場で考えを変えたという。
イアンはサンデー・ミラー紙にこう語る。「私の顔は40年前より老けて見える。でもだから何だっていうんだ。手術は(もう)考えないよ」「一度だけ、この顎のたるみを取りたいと相談に行ったことがある。その人は手術の内容を話し始め、『この筋肉を切ります』と言ったんだ。それを聞いて私はすぐにその場から立ち去ったよ」
爵位も授与され、イギリスを代表する名優の一人とも称されるイアンだが、「俳優はプロとして鏡を見なければならない」としつつも、実は鏡で自分を見ることを避けているそうで、「家では絶対に(鏡を見たり)しない」と続けた。
そんなイアンは最近、1988年にゲイであることをカミングアウトしてから人生が「一夜にして」変わったことをバラエティ誌で振り返っていた。「ほとんど一夜にして、私の人生のすべてが良い方向に変わったんだ。人との関係も、演技に対する姿勢もすべて変わった」「ゲイでない人たちは、自分が何であるかを偽り、自分自身を恥じることが、どれほど自分を傷つけるかを知らないだけなんだ」「私は男性との性行為が違法だった時代に育った。そして、それはそれほど昔のことではないんだよ」