スペイン南西部で、同世代の子供たちが13歳の少女らの裸の画像を人工知能(AI)を使って捏造し、SNSで共有していたことが明らかになった。これまでにおよそ20件の被害の報告が検察に寄せられており、スペイン当局はこれらが犯罪に当たるか捜査している。
被害者の母親によると、「娘からその画像を見せられた時、私は母親だから娘の本当の身体かわかるが、そうでなければそれが本物かどうかなんてわかるはずもないと思った」と話す。
偽のわいせつ画像は「ワッツアップ」で何カ月も出回っていたという。被害にあった少女らの年齢は13歳から15歳。おびえており、不安障害に悩まされている少女もいるという。
欧州評議会でAI問題を担当するフェルナンド・ミロ氏は「今対処しなければならないのは、これらの画像の作成と配布に加担した人々にどのような責任を取らせるのか、また、さらなる被害やこれらの画像の一層の拡散をどのように防ぐのかだ」と話した。