明るい夏を連想させる満開のひまわり畑。一面が黄色く染まる光景は見る者を魅了する。しかし、夏が過ぎ去ろうとする時、鮮やかだったひまわりにも大きな変化が。その激変っぷりが「こんな風になるんだ」「ほんと悲壮感ある」「新しい芽吹きへの期待の気持ちが湧く」と話題を呼んでいる。
千葉県でひまわり畑を撮影したという、えぬびいさん(@enuenuenubi)。15日に自身のX(旧・ツイッター)でその写真を紹介。「夏の終わりのたびにヒマワリを見て絶望する。あんなにも明るく眩しい存在だったのにどうしてこんな姿になってしまうのだよ。植物としての設計が残酷すぎないか。『希望を失った新入社員』『堕ちてしまった清純派アイドル』『鬱になったクラスのお調子者』って感じで」とつづった。
黒く枯れてこうべを垂れたひまわりが一面にズラリ。鮮やかに咲き誇るイメージとはあまりにもかけ離れている。えぬびいさんはそのギャップに恐ろしさを覚えたという。「色を失い頭を垂れ下げ、全員同じ方を向いて、直立不動で立っている姿に一切の希望が見えなかったので」と吐露した。
投稿は20日時点で6万件を超える「いいね」が寄せられる大反響。「こんな風になるんだ あの明るかったかわいい世界が」「こわい。ぞわぞわする」「街灯もない夜に、コレ見たらお化けにしか見えない」「立ったまま枯れてるのがほんと悲壮感ある」「社会人二年目みたいだな」などの声が寄せられた。
激変したひまわりに「絶望」を感じる声がある一方で、前向きに捉える声も多くあったことが興味深い。「短い夏を全力で走り抜けた!って感じもしますね」「すべての栄養を種に集中させた姿に見えて『頑張っているな~』って思ってしまう」「新しい芽吹きへの期待の気持ちが湧く」「次世代の育成。色は暗いかもしれないけれど、頑張っているよ」「ここにも美はある」など、黒く枯れた姿を「希望」とする視点の声も多く集まった。
咲き誇る姿は疑いようもなく美しく、枯れた姿も捉え方ひとつで「絶望」にも「希望」にもなる。えぬびいさんも「単純な見た目から感じた『絶望』について投稿しましたが、(前向きな捉えた方に関して)確かに見方を変えればそれも言えてる!」と思いを寄せた。