TWICEナヨンの実母に関する金銭訴訟について、所属事務所のJYPエンターテインメント(以下、JYP)が警告を促した。
JYPは19日、韓国メディアのiMBCに対して「すでに判決が確定し、終結した事案だ。アーティスト活動とは無関係であるため、申し上げることはない」とコメントしたという。そして「これ以降、推測記事などでアーティストの名誉を毀損(きそん)したり、誹謗(ひぼう)中傷をしたりする案件については、すぐさま法的対応する」と付け加えた。
法曹界によると2022年1月、当時ナヨンの実母の恋人だった男性A氏が、ナヨンとナヨンの実母を相手取り、6億ウォン台(約6000万円)の資金貸与訴訟を提起したが、敗訴判決が下されたという。
A氏は2004年から2016年まで、2人に約5億3590万ウォン(約5359万円)を送金。ナヨンと実母は、2009年3月から2015年2月までA氏名義になっているキャッシュカードで、1億1561万ウォン(約1156万円)を決済していた。A氏は22年1月に「ナヨンの実母からの依頼で、生活費などを貸していた。練習生になったナヨンが、歌手としてデビューしたらお金を返すと約束したが、その約束を破った」として、訴訟に踏み切ったという。
しかし裁判部は「金銭取引の回数、期間、金額、経緯などを照らし合わせ、A氏とナヨン側が互いにこれを〝返済する〟という、意思の一致があったと見るのは難しい」と判断。また「A氏とナヨンの実母が当時、恋愛関係にあったことを考慮すると、これを資金貸与だと断定することはできない」「名目が家賃、通信費、貸付金、学費などと見た場合に、生活費用途として支給されたと見ることができる」と言及した。
最終的に敗訴したA氏は、控訴しない方針だという。