日本維新の会の馬場伸幸代表(58、大阪維新の会副代表)は、13日に国会内で行った会見で、大阪維新の会・本田リエ大阪市議(50)の〝ポスター塗りつぶし画像〟投稿問題についてコメントした。
本田氏は9日、自身のX(ツイッター)で、大阪府交野(かたの)市議選(9月10日投開票)の選挙ポスター掲示板を加工した画像を投稿。候補者22人のうち、維新5人の候補者を線で囲み、それ以外の顔を緑色の線で塗りつぶす加工を施し「是非投票よろしくお願い申し上げます」とした。維新候補は3人が当選し、2人が落選。市選管には批判が寄せられ、本田氏は謝罪。投稿は削除された。
馬場氏は「彼女のツイッターだけでなく、いろんな方々が自分の支援している候補者をクローズアップさせるために掲示板の写真をアップするということは時々見られます。その中にはやはり他党の候補者の顔をぼやかすとか、名前がわからないようにマスキングするとかいうことも実際に見受けられる」と説明した。
その上で「私も現物を見ましたけども、やっぱりちょっと乱暴というか、子どもがいたずら書きしたような感じの、他党の候補者の皆様方のマスキングになっている。他の候補者に対して、失礼のないようなやり方をすべきではなかったかと思う。あまりにも雑で、何かご覧いただいた方をイラッとさせるようなそういう状況であったということは、認めざるを得ない」と述べた。
馬場氏は、本田氏がすでに謝罪しているとして「今後そういうふうなことのないように周知徹底をしていきたいと思いますし、選挙ですから、有権者の皆さん方が不快に思わないようなそういう選挙活動をやっていくべき。維新の会が調子に乗ってるなという風に思われないよう、きちっと活動していくことは促していきたい」とした。
大阪維新の会の横山英幸幹事長(42、大阪市長)は12日、本田氏に口頭注意した上で「非常に不適切な発信。不快に思われた方にはおわびする」として謝罪している。