親の約3割が懸念する“子どもの防災意識”の低さ 「自分事と捉えられていない」の声 明光義塾が調査

よろず~ニュース調査班 よろず~ニュース調査班
画像はイメージです(yamasan/stock.adobe.com)
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 個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する明光ネットワークジャパンはこのほど、小学4年生~中学3年生の子どもを持つ全国の保護者1000人を対象に「子どもがいる家庭の防災意識に関する実態調査」をインターネットで実施した。

 家庭での防災対策については、22.8%が「十分だと感じる」(十分:5.4%、どちらかというと十分:17.4%)、51.6%が「不十分だと感じる」(不十分:20.4%、どちらかというと不十分:31.2%)と回答した。また、不十分と回答した516人に、不十分に感じる事柄を調査。最多回答は備蓄品の用意・管理(63.4%)で、防災グッズの用意(61.0%)、家庭内での話し合い(58.9%)、非常用持ち出しバッグの準備(52.3%)と続いた。

 次に、子どもの防災意識について聞くと、36.2%が「防災意識が高い」(防災意識が高い:10.5%、どちらかというと防災意識が高い:25.7%)、32.3%が「防災意識が低い」(防災意識が低い:9.9%、どちらかというと防災意識が低い:22.4%)と回答した。

 子どもの防災意識が低いと回答した323人にその理由を聞くと、「自分事として捉えられていない」が54.5%で最多。続いて「自然災害のリスクを認識できていない」(37.2%)、「家庭で防災教育を行っていない」(32.8%)、「自宅周辺に災害危険区域がない」(21.4%)と続いた。

 全回答者に、防災について子どもと話し合うことがあるかを聞くと、43.4%が「話し合っている」、56.6%が「話し合っていない」と回答した。(明光義塾調べ)

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