ラッパーのカニエ・ウェスト(46)が、「クレイジー」なカムバック・アルバムをリリースすると報じられた。昨年勃発した一連の反ユダヤ主義的な暴言のスキャンダルにより、有名ブランドとの多額の契約が打ち切りとなっていたカニエは、このアルバムによって汚名返上をはかりたいと考えているようだ。
ある音楽関係者はページ・シックスに「彼は夏の間ずっとスタジオで制作していました。クレイジーな感じですね」と語った。
アルバムのリリースについてはまだ正式に発表されていないものの、カニエに近い情報筋はNBCに「ニューアルバムは間近に迫っている」と話しており、レコーディング時には、1月にカニエと法的拘束力のない式で「妻」となったビアンカ・センソリ(28)が側にいたとされている。
新アルバムは、昨年2月に自身が携わる音楽再生機器「ステム・プレイヤー」のみでリリースした『ドンダ2』以来となるが、同プレーヤーの製造元は、カニエがネット上でユダヤ人嫌悪発言を連発した後に契約を打ち切っている。同発言を受けて、他にもアディダス、Gap、バレンシアガなどの有名ブランドからも契約を打ち切られたカニエは、億万長者の地位を失うことになっていた。