バスケW杯空席問題 FIBAがチケット再販説明「複数法人が使用しないチケット返却に同意」初戦より1000人増

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赤いユニホームで埋め尽くされた“空席問題”の席
赤いユニホームで埋め尽くされた“空席問題”の席

 バスケットボール男子W杯・1次リーグの日本-フィンランド戦、日本-オーストラリア戦のチケットが26日夜から、国際バスケットボール連盟(FIBA)の公式ホームページで急きょ再販された件について、FIBAが27日、声明を発表。「チケットを保有する複数の法人と協議した結果、本日以降使用しないチケットは返却し、一般販売することに同意をいただきました。入手できるチケットの枚数、座席は未定です。チケットは公式チケットページを通じて、随時販売されます」と説明した。

 W杯のチケットを巡っては、25日に沖縄アリーナで行われたバスケットボール男子W杯の日本代表の1次リーグ初戦・ドイツ戦で、チケット完売としていたのにもかかわらず、選手ベンチ対面に空席が目立ったことを、ホーバス監督や渡辺雄太(サンズ)ら選手も疑問視。問題となった。FIBAは26日に同問題について「該当席は複数の法人により購入された座席で、理由は不明ですが昨日開催された試合に来場されませんでした。現在この件について調査を行っており、以降の試合において同様の事案がなきよう、最善を尽くしてまいります」と、声明を発表していたが、再販の予告は一切なく、突然の出来事になった。アクセスが集中し、一時は待ち時間「1時間以上」と表示が出て、5000人以上が購入サイトに入れない状態となっていた。

 この日行われたフィンランド戦では、当該席も赤い服を着た日本のファンにより9割方が埋まった。この日の観衆は7374人で、ドイツ戦の6397人よりも約1000人増加した。

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