歌手テイラー・スウィフトのコンサートの警備員が、自分の写真をとってもらうよう観客に依頼したことで解雇されたという。ミネアポリス在住のカルヴィン・デッカーさんは、チケットなしでテイラーのコンサートに行けると考え「ジ・エラズ・ツアー」の警備の仕事に応募したそうだが、テイラーが背後に入った写真をとって欲しいと書いたメモを観客に渡したとして、ベスト・クラウド・マネージメント社からクビにされたという。
デッカーさんはTikTokで、こう説明している。「初日の後、テイラー・スウィフトがとても近くにくることに気が付いていたので、それを記録するために写真を撮りたかったんです。ですから、自分は電話を取り出すことが許されていないのでテイラー・スウィフトが直ぐ後ろにきたら、写真をとって僕の電話番号に送ってくださいって書いた小さな紙切れを渡したんです。そして、2日目に最前列の数人にこれを渡したら、皆とても親切でとてもよい感じで対応してくれました」
「それに、僕に電話してきた人事部の女性は、僕のしたことのどこが悪かったのか正確に指摘できませんでした。なぜなら僕は写真を依頼した以外何もしていませんし、それは他のどのコンサートでも起こることです。唯一違うのは、自分がちゃんと入っている写真があるようにしただけ。あの夜の全ての写真は、ファンが撮影したほかの写真と同じく、どれもバリケートの向こうから撮影されたものです。僕は、自分の電話は決して出していません。そして一番大切なことは、僕がテイラー・スウィフトの安全を確保し、全てのファンが楽しい時間を過せるように努めたことです」
デッカーさんは、その後上司数人から動画を作らない限り仕事を続けてよいと言われたものの、最終的に解雇されたという。
そんなデッカーさんは、6月のミネアポリス公演で『クルーエル・サマー』を口ずさんでいる姿を撮影したファンによる動画が以前話題となっていた。