良い香りで高齢者の脳が健康に!? 言葉の学習&記憶のスコアが上昇 米大学で研究

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画像はイメージです(Cultura Creative/stock.adobe.com)
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 良い香りに脳を健康にする効果があるという。ラベンダー、ペパーミント、ローズマリーの香りに包まれて寝ることが、高齢者の脳の健康に繋がることが新たな研究で分かってきた。

 今回、米カリフォルニア大学アーバイン校が65歳から80歳までの被験者に、数か月間に渡って毎晩良い香りをかいでもらったところ、言葉の学習及び記憶に関するテストのスコアが伸びる結果となった。

 一方、香りをかがなかったコントロールグループはほぼスコアが上がらない結果となった。

 過去の研究では、嗅覚の弱さと認知症になるリスクの繋がりが判明しており、研究者らは43人の被験者を対象に行われた今回の実験の規模を拡大していく予定だ。

 研究誌フロンティアーズ・イン・ニューロサイエンスにこう話している。「夜に少し嗅覚を満たすだけでも、認知と神経機能の向上を促すのに十分であることが証明されました」「今回の発見を、高齢者の記憶喪失治療における嗅覚を充実させる治療効果を調査するため、更に大きなスケールでの体系的な臨床試験に繋げるべきです」

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